インド北部の町に住んでいると、ちょっとした木や藪があるところでよく見かけるのはこの鳥、
ホオジロヒヨドリ Himalayan Bulbul (Pycnonotus leucogenys) です。
小さな実のついた低木の頂をフワッフワッと渡り歩いて、ピョロピョロと明るいメロディアスな声を奏でながら木の実や虫を食べます。
ホオジロヒヨドリの最大の特徴は、前方にくるっと巻いて突き出すとさか。ポマードで固めた感じのつっぱりリーゼント頭です。仲間内ではつっぱりくんと呼ばれて親しまれてます。小さな実をいくつもほおばってます。
真っ黒ではなくちょっと脱色された冠羽。
こちらは幼鳥。木の葉の陰でちょっと隠れ気味。
下面は淡い灰色で下尾筒の色は黄色です。
パキスタンからインド北部のヒマラヤ山脈の南側のそれほど標高の高くないところに分布します。インド亜大陸の固有種です。