今日紹介するTrogonキヌバネドリは、いかにも熱帯のジャングルの鳥といった真っ赤な色をした美しい鳥です。世界に39種いて、美しい鳥として有名な南米のケツァールもその仲間です。世界の熱帯地域のジャングルに見られ、アジアには11種、そのうちインドネシアには7種、カリマンタンには6種が見られます。
キャンプリーキーの森の中を行くと、低い枝にとまっているのが見えました。
頭が茶色いScarlet-rumped Trogon コシアカキヌバネドリのメスです。オスの頭は青みがかった黒色です。全長25㎝、カリマンタンにいるキヌバネドリの中で最小です。
目の上にコバルトブルーの眉が見えます。天女の羽衣のような真っ白な外側の尾羽が見えます。メスの腰とお腹はこのように黄褐色ですが、オスはその名のとおり真っ赤な色をしています。
手元の図鑑によると、これだけ派手な色をしているにもかかわらず、この鳥の生態についてはほとんど知られておらず、巣も見つかってないそうです。
コシアカキヌバネドリは、マレー半島とスマトラ、ボルネオの低地の熱帯雨林に生息しています。