カリマンタンには巨大なキツツキがいます。
Great Slaty Woodpecker ボウシゲラです。
全長が50㎝もあります。
良く晴れた朝、起きてすぐに船(クロトック)の上から鳥を探していた時、キャラキャラという鳴き声とともに黒い大きなカラスのような鳥が4羽飛んできて200mほど離れた高木にとまりました。キツツキのように長い嘴をして幹に縦にとまります。この鳥についてあまり予備知識のないときに見たものですから、こんな首の長いキツツキがいるものなのかと思いました。
遠くて陰になっているのでシルエットです。
ボウシゲラは、東洋区に広く分布しています。
インドネシアでは、スマトラ、ジャワ、カリマンタンで見られます。
巨大な体のこのキツツキには巨木が多い広大な熱帯雨林が必要です。ボウシゲラはまだ絶滅を心配されてはいないようですが、熱帯林の消失が続く東南アジアでは決して安心してはいられないでしょう