クリンチスブラトでとても見たかった鳥の一つが今回紹介する、Long-tailed Broadbill オナガヒロハシです。
良く茂った熱帯林にいる鳥なので、なかなか見つけられないと思っていたのですが、クリンチ山のふもとの丘陵地の森林の中を通る道を歩いていると、ガイドをしてくれていたパク・スバンディが道脇の木の茂みの中を指さしてこの鳥がいるのを教えてくれました。
しばらく同じ枝にとまってくれていたおかげで写真が撮れました。
ヒロハシの名前のとおりこの仲間の特徴である幅広の嘴を持ってます。
緑の体と名前を表す青い長い尾、そして黄色の喉の配色はなかなか清々しいです。
頭のところの黒色の部分の形がなんだかおかっぱ頭のような感じで面白く、その中にある黄色の丸い斑が十円はげの小僧さんのような愛嬌のある印象にしています。
つぶらな黒い目がとてもかわいい鳥です。大きさは、全長28㎝です。
この鳥の巣は、樹木の枝先に枯葉を寄せ集めたボールのような形になってます。
オナガヒロハシは、ヒマラヤからインドシナを経て、インドネシアではスマトラとボルネオだけに分布しています。