鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Black-browed Barbet ゴシキドリ (スマトラの鳥その6)

前回に続いてスマトラのゴシキドリを紹介します。

 Black-browed Barbet 和名はゴシキドリ。正統派ゴシキドリ(五色鳥)ということでしょうか。

場所は前回のアカフサゴシキドリを見たクリンチ・スブラト国立公園の周辺です。
良く晴れた森で、広葉樹の幹にきれいに丸く開けられた巣穴がありました。2羽がかわるがわる来て中から木屑のようなものをくわえて運び出しています。巣穴作りも最終段階なのでしょうか。出来具合を確認しているように見えます。

穴の入り口にとまって中を見ています。

頭に黄色、黒い太い眉斑、ほほが青、目先が赤、喉にオレンジ色があります。まさに五色です。この配色に注目してゴシキドリという和名にしたのでしょうか。

ゴシキドリは、インドネシアではスマトラ島だけに分布しています。他は、中国南部、台湾、インドシナです。

クリンチ・スブラト国立公園は、スマトラの都市パダンから車で5〜6時間行ったところにあり、富士山に似たコニーデ型のクリンチ山を中心としています。クリンチ山の高さは3,805m、富士山よりも高い山です。
この写真では手前が広いお茶畑になってます。この辺りはトラも結構いるらしく、お茶畑に出たこともあるそうです。

ここはパク(インドネシア語でMrの意味)・スバンディという優秀な鳥のガイドが民宿をやっており、世界中からこの人を頼りにバードウォッチャーが来るところです。私が行ったときは運よくスバンディにガイドをお願いすることができ、後半はオランダから来たバードウォッチャーと一緒に鳥見を楽しみました。