鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Javan Grey-throated White-eye ジャワハイノドメジロ (ジャワの鳥その39)

今回はメジロです。
ジャカルタの街中からグデ山周辺の山地のあまり高くないところまで(1500m位の高さまで?)、ハイバラメジロ(Oriental White-eye)という日本のメジロとよく似た種類が普通に見られます。(写真を撮れていませんのであしからず)

グデ山の登山道を登っていくとみられるメジロはちょっと違います。Javan Grey-throated White-eye ジャワハイノドメジロで、いわゆるメジロよりも相当大きく、スズメくらいあります。これも葉っぱの中を餌を求めて活発に動き回るので、三脚必須のスコープにつけたデジスコでは写真を撮れません。
唯一のチャンスがたまたま葉の隙間から見つけた羽づくろい中のこの2羽です。

距離があるのでわかりづらいですが、全体、特に喉から上の頭のほうがが灰色っぽい色をして額に小さな褐色の斑があります。上面は緑色がかってます。

2羽で長いこと相手の羽を梳いてやったりして、とにかく仲の良いカップルです。幸せそうですね。

日本のメジロやハイバラメジロはZosterops属で、南北アメリカを除いた世界に70種以上いて、太平洋の島には、その島独特の種がけっこういます。

これに対して、ジャワハイノドメジロはLophozosterops属というインドネシア周辺に6種類だけ分布する仲間に分類されます。ジャワハイノドメジロは、インドネシア固有種で、ジャワとバリの山地にのみいる鳥です。

いわゆるメジロと見た目や大きさがずいぶん違い、目の周りも白くないので、最初見た時は戸惑いました。でも、行動を見ているとやっぱりメジロです。仲良く羽づくろいする姿もそうですね。