鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Common Cuckoo カッコウ (インドの鳥その142)

インドではCuckooが15種類記録されています。日本に生息するカッコウ、ホトトギス、ツツドリも含まれますが、ジュウイチはいないようです。

初夏の5月、北部ウッタラカンド州の標高2000mの山道を走っていると、向こうのヒマラヤスギのてっぺんで、カッコウ、カッコウという声が聞こえました。

カッコウ Common Cuckoo (Cuculus canorus)が気持ちよさそうに鳴いています。 

 

その2週間後、やはり同じところでカッコウが鳴いていました。この時は後ろ姿だけでした。

 

こちらは8月に、北西部のレイの標高3000m近い山道で、電線にとまっていたカッコウ。翼の部分にやや赤みがあります。頭部の縞々模様は若いオスでしょうか。

カッコウは、ヨーロッパからアジアの温帯にかけて広く分布しています。アラスカ西部の島にも夏見られるようです。インド亜大陸では、ヒマラヤの丘陵部で繁殖、そのほかの地域では主に冬に見られます。

インドで見られるカッコウは、亜種C. c. bakeriのようです。日本のカッコウは、C. C. telephonusとされています。