今は寒い冬の季節。感染症対策の中で渡り鳥をなかなか見に行きづらい状況ですので、もう少しインドの冬の渡り鳥を続けます。
アカツクシガモ Ruddy Shelduck (Tadorna ferruginea)
ヒマラヤで繁殖し、インドには全国的に冬鳥として渡来します。北のラダック地方では夏に見たことがあります。
世界的には南東ヨーロッパと中央アジアの標高の高い湖沼で繁殖し南アジアで越冬します。日本では数少ない冬鳥として各地で記録されています。
ウッタラカンド州の貯水池でも冬に多くのアカツクシガモが越冬します。
穏やかな湖面でアカツクシガモのカップルがのんびり浮かんでいました。
嘴と脚と尾は黒く、体はオレンジ色、翼鏡は緑色。雄の繁殖羽では黒い首輪が付きます。
左が雄、右が雌です。雌は雄よりも顔の白い部分が広がっています。
こちらはやはり冬にウッタラカンド州西のコルベット国立公園の川にいたアカツクシガモです。まるまるっとした感じがかわいいカモです。