鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Grey Francolin シマシャコ (インドの鳥その87)

 

平らな広い平原が広がるインド。こうした乾燥した土地には多くの鳥が生息しています。今回の鳥は、その中でも比較的よくみられる鳥の一つです。

 

シマシャコ Grey Francolin (Francolinus pondicerianus)

シマシャコは、中東の東部とインド周辺に分布しています。インドでは東北部を除き全国的に留鳥として見られます。

ハワイでは1959年頃に狩猟鳥として導入されて、現在移入種として定着しています。

学名のFrancolinus は、イタリア語のfree place (空地?)、 pondicerianusはインド南部の東海岸の都市ポンディチェリーからきているそうです。

 

全体的に灰色っぽく地味な印象の鳥です。

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額が赤褐色、白っぽい喉の周りに細く黒いネックレスがあります。

下面は横縞に覆われてます。

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じっとしていると地面の色に溶け込んで見づらいのですが、キュリーヨ、キュリーヨといった声をよく出すのでその存在がわかります。

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シマシャコは農耕地など人の手が入った環境によく見られます。

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雄と雌は同色で、群れで地面の虫や植物質の餌を探して歩き回ります。

驚いた時は飛ぶよりも大急ぎで走って隠れます。

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