平らな広い平原が広がるインド。こうした乾燥した土地には多くの鳥が生息しています。今回の鳥は、その中でも比較的よくみられる鳥の一つです。
シマシャコ Grey Francolin (Francolinus pondicerianus)
シマシャコは、中東の東部とインド周辺に分布しています。インドでは東北部を除き全国的に留鳥として見られます。
ハワイでは1959年頃に狩猟鳥として導入されて、現在移入種として定着しています。
学名のFrancolinus は、イタリア語のfree place (空地?)、 pondicerianusはインド南部の東海岸の都市ポンディチェリーからきているそうです。
全体的に灰色っぽく地味な印象の鳥です。
額が赤褐色、白っぽい喉の周りに細く黒いネックレスがあります。
下面は横縞に覆われてます。
じっとしていると地面の色に溶け込んで見づらいのですが、キュリーヨ、キュリーヨといった声をよく出すのでその存在がわかります。
シマシャコは農耕地など人の手が入った環境によく見られます。
雄と雌は同色で、群れで地面の虫や植物質の餌を探して歩き回ります。
驚いた時は飛ぶよりも大急ぎで走って隠れます。