熱帯アジアを代表する鳥の仲間の一つはタイヨウチョウでしょう。
熱帯アメリカのハチドリのように、花の蜜を求めて飛び回る小さな小鳥です。
インドにはタイヨウチョウが12種類生息しています。その中で最も美しいのが今回紹介するこの鳥でしょう。ルリオタイヨウチョウ Mrs.Gould's Sunbird (Aethopyga gouldiae)
インドヒマラヤで鳥を見に行く時、いつもお昼を食べるダバ(インドの大衆食堂)。ここの屋上がいいんです。目の下にある木に冬になるとこの鳥がよくやってきます。その時は食事どころではありません。
歩いていて出会っても写真に収めるのが至難だったのですが、こういう時は何とかなるものです。スコープにコンデジをつけてデジスコにして撮影する私は、木から距離を置いて手すりをうまくクリアして撮影できるポイントを何とか見つけて撮ったのがこの写真でした。
瑠璃色に輝く頭と尾。まばゆい赤と黄色。実に美しいオスです。
英名は、19世紀イギリスの著名な鳥類学者で画家であるJohn Gouldの仕事に大きな貢献を果たしたという彼の奥様にちなんでつけられています。
インドではヒマラヤと東部の山地のシャクナゲのある森で見られます。ミャンマー、バングラデシュからインドシナにも分布しています。