北インドで冬に高地から移動してくるツグミの仲間は魅力的です。
前回紹介したキンイロヒタキと同じ時に出会ったのがこの鳥です。
クリイロツグミ Chestnut Thrush (Turdus rubrocanus)です。
首の白色と体のきれいな栗色のコントラストが鮮やかなオスです。
こちらは、朝早く、霧のかかったヒマラヤスギのてっぺんで朗らかな声でさえずっているオスのほうを見てみると、メスが一緒にいました。メスは、オスのような白い首ではなく、全体として暗色です。
こちらはもう少し標高の高い2300mほどのところで道路際の藪にいたオスです。
木の実をついばんだり地上で落ち葉をかき分けて餌を探したりと忙しくしていました。
クリイロツグミは、パキスタンからネパールにかけてのヒマラヤ山脈で見られ、東は中国西部、ビルマ、タイまでの高山に分布しています。