今回もインドのタヒバリの続きです。
マミジロタヒバリ Richard's Pipit (Anthus richardi)
職場の敷地に広がる草原を歩くマミジロタヒバリです。
ヨーロッパから中国、モンゴル、韓国、インド、インドシナにかけて分布します。インドでは冬鳥として広く見られます。日本では旅鳥として、主に西日本お日本海の島で見られるようです。
全長17㎝ほどの割と大きいタヒバリで、脚の長いのが草地を歩くのに適しているようです。すくっと立つことが多いイメージです。短めの眉斑があります。
喉が白く、胸から腹にかけては白っぽくてほとんど斑がありません。胸に細かな縦斑がまばらに見えます。嘴は長く細いです。
こちらはウッタラカンド州の西のコルベット国立公園で会った個体です。中雨覆の暗色の羽の形が下向きの矢印のように尖っているのがわかります。草原の中で頭を低くして採食することが多いです。
こちらはデリー近郊にいた個体です。後趾の長い爪が見えます。
顔のアップ。黄褐色の温かみのある色をしています。背中の細かい縦斑もわかります。