鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Water Pipit サメイロタヒバリ (インドの鳥その110)

今回もインドのタヒバリ類の続きです。

ラジャスタン州の乾燥地帯にある小さな池でのこと。いかにも乾燥したところの鳥という、灰色の地味な鳥が水を飲みにペアで現れました。

サメイロタヒバリ Water Pipit (Anthus spinoletta) です。

はっきりとした眉斑。上面に淡いぼんやりとした縦斑があります。全長は15㎝で、タヒバリとほぼ同じです。なかなかかわいい顔をしています。

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下面の縦斑もタヒバリに比べて淡くぼんやりしています。脚の色が肉色のタヒバリに対して、サメイロタヒバリの脚は黒い色をしています。インドでもこの時しか見たことがありません。

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サメイロタヒバリは、ヨーロッパ南部で繁殖し、パキスタンやインドに冬鳥として渡ってきます。インドでは、パキスタンに近い西部や北部で見られるようです。