鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Steppe Eagle ソウゲンワシ (インドの鳥その106)

インドで鳥を見ていると大型の鷲に出会うことが割に普通にあるような気がします。ハゲワシ類はもちろんですが、イヌワシの仲間も。

イヌワシ属で最も普通に見られるのが ソウゲンワシ Steppe Eagle (Aquila nipalensis) です。

大きな体を、不釣り合いに見えるような細い枝にのせて首を伸ばしています。黄色い口角が目の後部まではっきりと見られます。大きな嘴です。

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こちらの写真は上とは違う場所です。遠くの大木にとまっているのは幼鳥のようです。翼の白帯が黒い羽とくっきりとしたコントラストを見せています。

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上の幼鳥の近くにいた別の個体。

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こちらは上空を旋回する幼鳥。翼の下面にはっきりとした淡色の帯があります。翼の後縁も淡色です。

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こちらはまた別の場所。ヒマラヤスギの大木の上に座って鋭い目を斜面の下に向けています。風格が感じられます。

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ソウゲンワシは、中国、モンゴルから黒海付近で繁殖。冬は中国南部、東南アジア、インド、アフリカに渡ります。インドでは冬鳥として、中部から北部にかけての広い地域で見られます。写真はすべてインド北部のウッタラカンド州で冬に撮影したものです。