インドのタヒバリの仲間の続きです。
今回は、ヒメマミジロタヒバリ Paddyfield Pipit (Anthus rufulus)です。
全長15㎝、ビンズイと同じくらいの大きさの小型のタヒバリです。
インド北部ウッタラカンド州の首都デラドゥン市近郊の河原で見たヒメマミジロタヒバリです。眉斑が割と明瞭で細い嘴をしています。全体は灰色がかった褐色。背にはっきりとした暗色の縦斑があります。目先は割と明るい色をしています。
喉は白く、胸から脇にかけて淡い赤褐色が見られ、胸の縦斑が明瞭で腹の上面から下との境がはっきりとしています。
ヒメマミジロタヒバリは、インド、インドシナ、インドネシア、フィリピンにかけて分布し、インドでは、北西部の一部を除き広く留鳥として見られます。日本鳥類目録では記載が見られないので、日本での記録はないのかもしれません。