インド亜大陸には、コノハズクやオオコノハズクの仲間のOtus(コノハズク)属のフクロウが9種類います。そのうち、3種は、それぞれがスリランカとアンダマン諸島、ニコバル諸島の各島嶼にのみ分布しています。残りの6種のうち、今回ご紹介するインドオオコノハズク Indian Scops Owl (Otus bakkamoena)は、インド亜大陸に最も広く分布しています。ヒマラヤから西ベンガル州、バングラデシュ、タイ、さらに東のアジアにいるオオコノハズクは、Collared Scops Owl (Otus lettia)で、以前は、この2種は亜種レベルの違いとされたのが、その後それぞれ独立の種となり、現在はOts bakkamoenaはインド亜大陸の固有種となっているようです。
今回の写真は、南のケララ州で出会ったインドオオコノハズクです。
ホテルに着いた時に、ロビーに入る前にガイドがちょっと見てみろと上を指さすと、建物にせり出した庇を支える柱の内側に休んでいるのが見えました。
かなり暑い日の昼下がりで、けだるそうにゆっくりと身体を動かしていました。
お昼寝の邪魔をしてしまったかもしれません。ごめんなさい。
ちゃんとこういうところにいるのを教えてくれるのも優秀なガイドとして評価できます。