インドトキコウに続いてインドで見られるコウノトリの仲間をもう1種紹介します。
ナベコウ Black Stork (Ciconia nigra) です。
インドでは、主に冬鳥として沼地や川に渡来します。
写真は、冬にインド北部ウッタラカンド州東部の川で休んでいる、数羽の小さな群れに出会った時のものです。
真っ赤な嘴と脚、目の周りも鮮やかです。首から頭にかけての緑と紫の光沢が
グラデーションとなって輝きます。
正面から見ると胸から下が真っ白で、コントラストが鮮やか。。
こんなに派手な風貌のコウノトリは珍しいのではないでしょうか。
世界的には、旧北区とアフリカに広く分布しています。日本では迷鳥として稀に記録されます。ユーラシア大陸中緯度の西から東にかけて繁殖地があるので、もう少し日本に来てもよさそうな気もします。
私がナベコウを見たのは日本ではなく、インドとエチオピアだけです。